わざと、わざとじゃない、どっちの傷が深いか

相手を傷つけたときに

「わざと」か、

「わざとじゃない」か、

相手の傷はどちらが深いのでしょう?

モラル的な観点では

「わざと」のほうが罪深いのかもしれません。

ただ、実際に受ける側の傷の深さでいったら

そうとも限りません。

意識的か、無意識的か、、、。

昔、あるとき、キャンプをしていました。

夜はランタンの火の明かりを受けて

そこで友人達と料理を食べたり、

お酒をのんだりしながら

楽しい時間を過ごしていました。

けっこう酔っ払っていた私は

感覚が鈍ってきていて

近くにあった何かの上に手をついて

しばらくそのまま、、、。

実はそれがランタンで、

ランタンは火で明かりを起こしているので

上の金属製の蓋はストーブなみに熱く、、、

数秒もすると、

あたりまえですが、

いくら酔って感覚が鈍っていても気づきます。

「熱っ!!!!!!!」

手をあわてて離したときは

既に遅し、、、

金属製の蓋におうとつでデザインされていたメーカー名が

そのまま手のひらに

子牛の焼印のようにくっきりと、、、

酔いがさめるにつれて、

手のひらにジンジンと傷みを感じ始めて。

そこからの数週間は、

ランタンのメーカー名が手のひらから消えずに

毎日見ることになりました。

このとき、意識していたら

まず、触れないし、

触れるにしても

その加減を調整します。

通常、人であればそうするでしょう。

コミュニケーションにおいてはどうなのでしょう?

わざとじゃない場合のほうが

相手に与える傷は深い場合もあります。

この人は大丈夫だろうと思っている相手ほど

それをやってしまいがちなのかもしれません。

かく言う私も

何度もそれをしてきたと思います。

そして、

自分がそのようなことで

傷つけられたと感じたときは

その逆にも気づくチャンスなのかもしれません。

明日もよい一日を☆

悔しさをエネルギーに

イチロー選手が日米通算4257安打を達成しました。

達成後の彼のインタビューで

「子供の頃から、人に笑われてきたことを

常に達成してきている自負はあります。

小学生の頃、毎日練習して近所の人から

『あいつプロ野球選手にでもなるのか』と笑われた。

悔しい思いもしましたが、プロ野球選手になった。

アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』と言って笑われた。

でも、2回達成したり…。

常に人に笑われてきた歴史、

悔しい歴史が僕の中にあるので、

これからもそれをクリアしていきたい」

そう語る彼の目が印象的でした。

悔しさというエネルギーをプレーにどう活かしてきたのか、

一体どれだけ影で努力をしてきたのか、

想像すると胸が熱くなってきます。

彼は天才と呼ばれるけど

それ以上に、影で人の何倍も努力をしてきた人

その魂(スピリット)を世界にみせてくれた人

勇気をもらったニュースでした。

そういえば

私も一度、NLPトレーナーの審査に落ちたとき

悔しくて涙が出るのを必死でこらえました。

おかげでその後、他のトレーナーになりたいという人よりも

たくさん努力したのを覚えています。

あの体験がなければ今の自分はなかったかもなあ

と思うことがよくあります。

我々には悔しさというエネルギーのほかにも

不安というエネルギー

イライラというエネルギー

悲しみというエネルギー

妬みというエネルギー

後悔というエネルギー

など、いろんなエネルギーがあります。

それらをうまく活用して

次に繋げれる自分でありたいものです。

明日もよい一日を☆

来る~きっと来る~♪

「貞子VS伽椰子」というホラー映画が公開されるようですね。

「リング」というホラー映画と「呪怨」とい映画のコラボ作品。

「リング」は1998年の作品

私はあまりホラーは得意ではないのですが

怖いもの観たさからか、当時、自宅でひとりでビデオで観ました。

あの有名なラストシーンをみて

恐怖で身体が固まったのを覚えています。

その後、数週間か数ヶ月間か忘れましたが、

何も写っていないテレビを見るだけで

ぞわ~っと鳥肌が立つ感覚があったのを覚えています。

これは私のプチトラウマ体験です。

トラウマは身体記憶

過度のストレスがかかったときになります。

ストレスにどう反応するか?

ストレスに対して

向かうか、避けるか

闘うか、逃げるか

そのとき、どちらかが、うまくできると

ストレスを軽減します。

外部からのショック(刺激)を受けると

脳の扁桃体の血流が活性化して、

一瞬で大きなエネルギーが発生します。

その爆発的に発生したエネルギーを

闘争(FIGHT)に使うのか?

または、

逃走(FLIGHT)に使うのか?

このとき、うまくエネルギーを使えたらいいのですが、

どちらも選択できず、

凍りついた状況となった場合、

この使えなかったエネルギーを冷凍保存

これがトラウマを作り出します。

自然界の動物の多くは

天敵に襲われそうになったら

”考えずに”逃げます。

人間は考える力が高いがゆえに、

一瞬、固まりやすい。

「リング」を観ていたときに、

固まらずに「ギャー!」とか「おおーこえーよー!」とか騒いだり、

一目散に逃げ出したりしてもよかったのですが

かなり”ビックリ!”しているのに

身動きとれずに

エネルギーが冷凍保存されてしまい

テレビを見るたび、そのエネルギーが

「チン!」と解凍されるようになったのでしょう。

まずは、ストレスフルな出来事が起こったとき

凍りつくのではなく

向かうのか、

避けるのか、

どちらにエネルギーを使うのか

場面によって

自在に選べるといいですね。

いつもと違うほうを選んでみるのもいいかも。

明日もよい一日を☆