先日、ある大きな公園の敷地内にて
目を閉じてベンチに座ってみました。
砂利がしかれたその敷地内は
徒歩、自転車の人が通ることができます。
目を閉じているので感覚が鋭敏になり
人が前を通ったとき
自分の内側の感覚もよく観察できます。
自転車に乗った人が6~7mくらい前を通ったとき
少し胸のあたりに、ある感覚を感じますが、
それほど気にはならない
その胸の揺らぎを震度に例えると1くらいでしょうか?
それが1~2mくらい前を通ると
胸のあたりにある感覚(ドキドキするような感覚)は
さらに大きくなります。震度3くらいでしょうか?
これが歩いている人だとさらに大きくなる。震度4くらい。
これは自分の前を通過する時間が長いからか、
相手がさらに自由に動ける体制だからか。
もし、仮にその人が50cm以内に入ってきたとしたら
ドキドキの震度は5以上か、
はっきりと不安を感じるでしょう。
目を閉じていると、いろんな感覚に意識的になれます。
人にはパーソナルスペースがあります。
今回は自分のパーソナルスペースと人との距離感の関係で
自分の内側で「なるほど、こんな感じがするのだな」というのを
あらためて実感できました。
我々カウンセラー、セラピストは
非常に繊細な問題を取り扱います。
昔、今よりも未熟だったころ
この距離感を無視してしまっていたのを思い出しました。
相手からしたら、
それは土足で懐に入り込んでこられるような感じだったのかもしれません。
他人の行動などで自分が
不快になるような目にあったとき、
(逆に、心地よい気分になれたときもですが、)
「なるほど、こんなふうに感じるのだな」と思えると
相手のことを知る力が高まって
さらにイラつくことも減り、
人に優しくなれるのかもしれません。
明日もよい一日を☆