6面パズル

おつかれさまです。

いつもありがとうございます。

私が小学生の頃、ルービックキューブが日本で初めて発売されました。

当時、硬くて回しにくい、パチもんのキューブを持っていて、

2面まで揃えたのはなんとなく憶えていますが、

6面揃えれず諦めました。

周りにも完成させた人はいませんでした。

 

あれから40年以上たって

リベンジしようと思い購入。

今はあの頃と違い、性能の良いものがネットで安価で手に入ります。

そして、6面完成させる手順やコツなどもYoutubeで見れます。

 

私が参考にしたのは8つのステップに分けて丁寧に説明してくれている動画。

観るのにトータルで5時間くらいかかりましたが、

焦らず少しづつ、やっていきました。

 

子供のころは、1面揃えたら、次は2面、その次は3面だと、

やみくもに揃えようとしていましたが、

無謀なことしていたのだなと、動画を見て氣づきました。

まだ小さかったあの頃の自分で、

情報も少ないあの時代では無理もない話です。

 

最初の3ステップくらいまでは

手順をおぼえるのに、少し時間と労力がかかりました。

そこまで、仕事の合間ではありますが、4日~5日かけて

同じ部分を何度も見返し、何度も同じ指の動きをして憶えました。

動かし方にも「セクシームーブ」「右トリガー」「Tパーム」など、

名前があるのも初めて知りました。

 

一週間くらいかけて、ようやく6面が完成。

最後の3ステップくらいは、1日で終わりました。

40年越しに果たせた喜びがありました。

 

5時間くらいある動画をまた見るのはちょっと面倒なので、

手順をもっと手軽に見れるようにと

自分なりに簡単な手順やポイントをメモ用紙にまとめました。

実際にメモを見返したのは2、3回程度ですが、、。

 

そして、何回かやるうちに、数日後には

手順を見ずとも、数分で6面完成できるようになっていました。

 

で、「何が言いたいんですか?」と言われますと、

別に自慢したいとか(いや、ちょっとは有るかも)

ルービックキューブを勧めたいとか、

そういう事ではなく。

 

今回、このパズルを完成させていくプロセスで、

心理的、脳科学的、NLP的に改めて学べた事を

自分が憶えておくため、

シェアするため、

ここに記しておきたいと思います。

 

いくつかは、皆さまが、

既に出来ていること、

今、出来るようになってきていること、

これから出来るようになりたいと思っていることについて、

共通する、活用できるものもあるかと思います。

 

 

・ひとりで、やみくもにではなく、効果的な方法(戦略、ストラテジー)を知り、
それに沿ってやることで、効果的に結果を出せるということ。

 

・昭和の時代よりも令和になった今、子供の頃よりも大人になった今、
圧倒的に容易に大量の欲しい情報が手に入れられるということ。

 

・各動作や状態に名前(名詞、ラベル)をつけることで、
その動作や状態を憶えたり、引き出したり、再現しやすくなるということ。

 

・最初から焦って全部完璧にを目指してやっていたら完成は難しかった。
やり方を分割することで手順が格段に覚えやすくなる。達成しやすくなるということ。
・ステップを自分が登れる高さまで細かく分けることで小さな達成感を感じられ、
モチベーションの維持がしやすくなるということ。

 

・メタアウトカム(ゴールの先のゴール)を持つことでモチベーションがさらに上がるということ。
私の場合「完成したら子供に見せる」がメタアウトカムでした。

 

・理論だけでなく五感を使って出来るようになっていく(学習していく)ということ。
今回は視覚で途中の各面の状態を脳に記憶していき、
「右、下、右、それから、右トリガーして、、」などと、呟きながら、
指の動き、感触を感じながら憶えていきました。
・上記のことからも、キューブの動かしやすさは重要。使うツールの種類や質は大切だということ。
動かしにくいものは「不快」さを感じて触らなくなるが、動かしやすいものは「快」を感じて
無意識に触っているときがあります。

 

・動画で教えてくれた先生の教え方が、丁寧でわかりやすかったこと。
また、初心者を馬鹿にせず、尊重している感じがしました。
伝える側のスキルやステイト(状態、あり方)が、それを受け取る側の吸収力に影響するということ。

 

・手順を自分なりに編集してメモにまとめる。
それはインプットした情報を自分でアウトプットするということ。
アウトプットすることで脳に定着しやすくなるということ。

 

・なぜ(Why)そうなるかが解っていなくても、
どのように(How)やるか(やり方)があれば、
できるということ。もちろん「なぜ(Why)」がわかるとさらに加速する。

 

・何度も繰り返すことで、それが脳に定着する。
最初はぎこちない動きも、あるラインを越えると一氣に自然になってくるということ。

 

・6面完成する直前に、それまでそろっていた面のいくつかが、
一見、崩れたように(後退したかのように)見えたが、実はそれが順調なプロセスだった。
プロセスを信頼するということ。

 

・諦めた小さな子供の頃よりも、
できることが圧倒的に増えた今の自分の能力でやってみたら、当然結果が変わるということ。
ただ40年間、試そうとしなかっただけだということ。

 

・今まで「自分にはこのパズルを完成させることはできない」
というビリーフ(思い込み)を持っていたということ。

 

・周りで(今回は動画で)だれかができるのを見ることで、
「自分にもできるのではないか」という感覚が生まれることがあるということ。

 

・脳は揃っていない(安定していない状態)から
揃えたい(安定させたい)へ向かおうとするということ。
不快→快へ向かおうとするということ。

 

・6面揃ったらまた崩したくなる衝動が出てくるということ。

 

後からまた浮かんでくるものもあるかもしれませんが、このへんで。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆

天才を育てた人

 

お疲れ様です。

いつもありがとうございます。

今回は発明王エジソンと、その母に関するストーリーの紹介です。

 

世界で初めて電球を発明したトーマス・エジソン。

彼は7歳のとき、学校からの一通の手紙を持って帰宅、

「先生がこれをママに渡してって」と、

母のナンシーに手渡します。

 

ナンシーはその手紙を読んで目に涙をためます。

 

そして、息子の前で読み上げます。

 

「あなたの息子さんは天才です。

我が校には息子さんに教えられる立派な先生がいないので、

どうか、あなたが先生になってあげてください。」

 

そのときから、

ナンシーはエジソンを図書館につれていき、

彼に勉強を教えます。

 

後に彼は世紀の発明王になります。

 

ナンシーの死後、

エジソンは遺品を整理していると、

小さくたたまれた一通の手紙を発見します。

 

その手紙にはこう書かれていました。

 

「あなたの息子さんは精神障害者です。

これ以上、息子さんが学校に通うことを許可できません。

どうかよい精神病院に入れてあげてください。」

 

それは彼が7歳のとき、

自分が持ち帰った学校から母宛の手紙でした。

 

エジソンはその手紙を読んで

数時間、涙したのち、

日記にこう記します。

 

「トーマス・アルバ・エジソンは精神障害者でしたが、

素晴らしい母によって世紀の発明家に変身しました。」

 

 

才能、可能性を持った人はこの世にたくさんいるけれど、

それを引き出せるよう、

リード、ガイドできる存在は、多くはないのでしょう。

 

私はトレーナーであり、カウンセラーであり、親でもあります。

人を支援、指導する立場として、

ときどき思い出したいストーリーです。

 

”千里馬は常にあれども、伯楽は常にはなし”

(「千里馬」=千里を走っても平気な優れた馬 「伯楽」=伝説の調教師)

 

最後まで読んでくださり、

ありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆