お疲れさまです。
水上の船を動かすとき、
波や風の状態が一定のところで
右でも左でも、舵を同じ方向にきったまま
前に進もうとすると、同じコースをぐるぐると回ってしまいます。
同じやり方をすると同じ結果が返ってくる。
ちょっとでもやり方を変えると結果が変わる。
トーマス・エジソンは電球を発明しました。
その発明がなければ世界の夜は暗いままだったかもしれませんし、
世界はこんなに技術発展していなかったかもしれません。
エジソンの親は、彼が子供のころに
「この子は面白い考え方をする子だ」と思い
自宅の地下に
研究室を作って与えたそうです。
研究室が地下でなかったら
後に電球を発明するまでに至ってなかったかもしれません。
「暗い」状態に困っている。
その困っている状態を”避けるために”
「なんとかしたい」「なんとかしよう」
という力働がうまれ、その手立てが生まれる。
たまたま、エジソンの親がそのような親で、
与えたものが地下研究室だったという、その縁も、
「実におもしろい」ですね。
彼は電球を完成させるまで、
材質や方法を変えたりして1万回近く実験を繰り返したと言われています。
NLPには「TOTEモデル」という概念があります。
TEST→OPERATE→TEST→EXITの頭文字をとっています。
「テスト(試す)」してみて
望んだとおりの結果でなければ、
「オペレート(操作、介入)」して、
そして、また
「テスト(試す)」して
望んだとおりの結果でなければまたオペレートに戻り、
望んだとおりの結果ならば、
「イグジット(出口、ゴール)」
という、望む状態を得るためのアプローチのひとつの型です。
我々は無意識にこのアプローチをしていたりしますが、
ものごとによって、状態によっては、
何回かテストするが、オペレートはせずに、
同じやり方を延々と繰り返してしまうことも少なくありません。
たった一回のテストのみで、オペレートせずに無理と判断したり
テストする前から無理と判断してしまうこともあります。
また、一回目のテストでうまくいったけれど、
実はそれがまぐれであった場合、自分の力を勘違いしてしまうこともあります。
エジソンの言葉とされる
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」
は有名なセリフです。
時と場合にもよるかと思いますが、
”何が(どうやったら)うまくいくか”を知ることよりも
”何が(どうやったら)うまくいかないか”を知ることのほうが
重要なことが多いのかもしれません。
最後まで読んで下さり、
ありがとうございます。
明日もよい一日を☆