「はい、でも」ゲーム

 

おつかれさまです。

いつもありがとうございます。

 

Aさん「XにしようかYにしようか迷っているんです。」

Bさん「どちらでもいいかとは思いますが、私ならXのほうを選ぶかもしれませんね。」

Aさん「はい、でもXだと、、、だし~」

Bさん「では、Yにしますか」

Aさん「はい、でもYだと、、、だし~」

Bさん「では、どちらでもないZというのはどうでしょう?」

Aさん「ああ、いいですね。でもZだと~」

 

私がカウンセリングをしているときも

この「はい、でも」には

よく出会います。

 

TA(交流分析)には「ゲーム」という理論があります。

 

このゲームは一般的に使われる

TVゲームや試合という意味とは少し違って

自分と相手との間で、

お互いが不快な感情で終わる

繰り返し何度も行われるようなやりとり

のことをゲームといいます。

 

よく行われるゲームの種類のひとつとして

「はいでも」ゲームがあります。

 

たとえば

自分から相手にアドバイスを求めておいて

そのアドバイスに対して

「なるほど~。でも、私それ苦手で~」

という感じで「はい、でも~」で返す。

 

このやりとりを何度も繰り返すうちに

アドバイスしている方も

だんだんとイラ立ってきて

最終的には「じゃあ、勝手にしろ!」

となり、お互いに不快な感情で終わります。

 

「はいでも」ゲームに乗ってしまうのは

誰かを「助けてあげたい」という人が

比較的、ひっかかりやすいようです。

しかし、その「助けてあげたい」が仇になります。

 

ゲームの後はお互いの自己肯定感が下がることが多く

結局、どちらの為にもなりません。

 

ゲームは無意識に行われるので

お互いに氣づいていないことがほとんどです。

 

ゲームにはのらない、しかけないのが望ましいですが、

のってしまった、しかけてしまったとしても、

なるべく早い段階でそれに氣づき

そのゲームから降りる、終わらせるようにします。

 

この「はい、でも」ゲーム以外にもいろんなゲームがあります。

相手とのやりとりで

「いつもこうだよ」「前にもこんなことがあったな」

など、繰り返していると感じたら

それはゲームかもしれません。

 

それになるべく早目に氣づくためには

ゲームの理論や種類を知っておくことが役立ちます。

 

最後まで読んで下さり

ありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆

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