人は第二の矢にやられる

 

戦で矢を受けたとします。

 

「なんで私がこんな目に」
「こんなヘタをするなんて、、、」
「これ毒ついてるのかな?」
「誰がやりやがったんだ?!」
「最悪だよ~」

 

と考えたり、思ったり、パニックになっているうちに、

傷口がどんどん酷くなっていく。

また、考えているうちに

外からの次の攻撃を受けてしまうかもしれません。

矢を受けたことが致命傷ではなく、

それに対する、反応の仕方で、

致命傷になっていってしまう。

 

 

この、矢を受けた後の

合理的でない思考、行動、ネガティブなパターン自体が

”第二の矢”になります。

 

 

”二の矢を受けず”

 

これは仏教の言葉です。

 

我々は生きていればいろんなことが起こります。

大なり小なり、難はあります。

難がひとつもない人生はあり得ません。

 

たとえば、

 

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リストラされた。
試験に落ちた。
恋人にふられた。
ケガをした。
病気になった。
お金がなくなった。
人から悪口を言われた。

など、

その難と感じる出来事が起こったとする。

これが第一の矢。

 

それらに対して、怒りや悲しみを感じるのは、

人間だから、仕方のないことです。

しかし、それを感じ続けていたり、

ネガティブな思考や感情を増幅させたりすると

それが第二の矢となり得ます。

 

もし、柔軟な思考や振る舞い、

あるいは跳ね除けるくらいの強い思いなどがあれば、

それは避けられるでしょう。

 

例えば、リストラされたという出来事に対して

「もうおしまいだ」「私は役立たずだ」と受け止めたらそれは第二の矢を受けることになりますが、

「せっかくだから、この際、なにか新しいこと、自分がやりたかったことを探してやってみよう。これはチャンスだ」

と、心から思えたとしたら、第二の矢にやられずに済みます。

 

人がやられるのは第二の矢。

 

これは、

自分の考え方、感じ方、あり方、心身の状態によって

避けることができます。

 

二の矢をかわす力を育てていきたいものです。

 

明日もよい一日を☆

 

決戦は日曜日?

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

 

遠距離恋愛をしている恋人同士がケンカをしてしまうタイミングについて、

二人が金曜、土曜、日曜をいっしょに過ごしたとしたら、

どの曜日にしてしまうことが多いでしょう?

 

ある団体がアンケート調査したところによると、、、

 

 

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調査の結果、一番多かったのが、

 

「日曜日」

 

だそうです。

 

さらに、

長期の休みで4日以上いっしょに過ごした場合はどうか調べたら

この場合も、最終日という答えが一番多かったそうです。

 

この結果から読みとれることは、

けして、決戦は日曜日、と決めているわけではなく、

 

このケンカの背景にあるのは

どちらか一方の、あるいは双方の

 

”寂しさ”です。

 

休日を一緒に過ごしていて楽しかった。

でも最後にはお別れしないといけないので

 

寂しさが増してくる

 

好きなまま別れるのはつらい、

 

それを和らげようとして、

 

ケンカが起きる。相手への感情が変化するということが起きます。

 

もちろん、これは意識してやっているわけではなく、

無意識のレベルでやっているので

やっている本人が気づいていません。

 

また、ずっと付き合ってきた恋人同士や夫婦が別れるとき、

相手を嫌ったり、嫌われるような行動をとったりする。

その根底にも、そのような心理が隠れていることがよくあります。

もちろん、これも無意識でやっています。

 

嫌いにならなければ別れられない。

 

裏をかえせば、それだけ好きということになります。

 

昔、ある女性が、こんな話をしていました。

 

「先日、たまたま、街で前の彼氏を見かけました。

あんなに最後はケンカして、罵り合って、

嫌いだと思って別れたのに、

不思議と、今思い出すのは良い思い出ばかりなんです」と。

 

この話をされていたときはその方には既に新しい彼氏がいました。

前の彼氏を嫌いでいる必要がなくなったのかもしれません。

 

もちろん、すべての”嫌い”の背景が”寂しさ”というわけではありませんが、

カウンセリングしていると、こういうケースは少なくありません。

 

また、これは恋人同士、夫婦だけでなく、

親と子、友達同士、カウンセラーとクライアントなど、

さまざまな人間関係で起こります。

 

もし、自分がそれをしていたと気づけたら、

そんな自分を責めたり、嫌いになるんじゃなくて、

そんな自分も認めてあげることができるとよいかもしれません。

 

明日もよい一日を☆

子供の地図

 

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ニュースでスタバが環境への配慮からプラスチック製のストローをやめるそうですね。

ストローがなくなるのちょっと寂しいなと感じてしまいました。

ストローといえば

こどものころ、ストローでジュースなど飲んでいるとき

ブクブクって、吹いて遊んだ経験、

多くの人があるんじゃないかなと思います。

 

私もよくストローで遊んでいました。

あれは、私が幼稚園児くらいのころだったかと思います。

洗濯場に洗剤がフタが開いた状態で置かれいるのを見つけました。
(当時の洗濯用洗剤は粉タイプが一般的でした。)

私は既に洗剤が何をするものかはちゃんと理解できていました。

そのとき、たまたまストローを持っていたのか、

あるいはその洗剤をみて、ストローを持ってきたのか、

そこの記憶は曖昧ですが、

 

洗剤の入った箱にストロー少しだけ刺し、

軽く吸って口には入らないように、

ストローの半分くらいのところまでで止め、

その状態で、外に向けて

一気にプーっと吐き出せたら面白いなと、

頭のなかで想像してしまいました。

想像してしまうと衝動が抑えられなくなりました。

 

大人になった今、私のしようとしていたことは至難の業というか、

物理的に無理だと理解できます。

しかし、まだ小さかった私は「できる」と。

 

ストローを持ってその洗剤へ近づき、

軽い気持ちで、

スーっと吸うと、

一気に口の中へ

 

結構な量の洗剤が、、、。

 

パニックです。

わんわん泣きわめいていると、

母親、祖母がとんできて

吐き出させてくれました。

吐いたものが泡だらけ。

 

そのあとのやりとり。

 

「なんで、洗濯粉(洗剤)なんかのんだの?!」

と大人たちは聞いてくるのですが、

 

説明しようと思いましたが、

その年齢の自分には、うまく説明ができません。

 

大人たちは

「ジュースの粉かなんかと間違えたんやな」とか、

大人なりの解釈をしていたのを憶えています。

 

私もどう説明したらいいのかわからず、

結局、大人の解釈に

「うん」とあわせたのを憶えています。

「でも、違うんだけどな」と自分では思っているのに。

 

・どのように説明したらいいか解らない

・説明できたとしても、「解ってもらえないだろう」という気持ち

・「怒られるのではないか?」という怖れ

・やろうとしたことがうまくいかなかったことが恥ずかしい

・「なんで?」って聞かれても、、、

 

他にもあったかもしれませんが、

これらの感覚、感情が入り混じっていたように思います。

 

大人のわりと単純な解釈と、

子供がもつ意外と複雑な感覚、感情

そこにはギャップがある。

 

自分も親になり、子供との間にも

こういうギャップあるのだろうなと

この体験のことを思い出し、感じています。

 

そして、大人になった今、

そのとき、私の内部で起こっていたことを

親が正確に解釈できたかというと、それも難しかっただろう、

ということもわかります。

 

子供は子供なりにまだ描いている途中の地図を使って解釈し、表現する

大人は大人の固まった地図で解釈し、表現する。

 

また、このときの感覚を思い出しながら

別のコミュニケーションの場でも

このようなことが起こっていることに改めて気づかされます。

 

例えば自分の仕事、心理カウンセリング、セラピーにおいても、

 

セラピストのする解釈と、

クライアントの複雑な感覚、感情とのギャップ

 

それがあると知り、

そのギャップをどこまで少なくするできるか?

それが大切だということを思い出させてくれます。

 

そして、これは子育て、セラピーに限らず、

他のコミュニケーションの場でも起こっているのでしょう。

 

相手の地図(世界観)を完璧に理解することはできません。

しかし、

それに関心を持つことや、

人それぞれ違う地図を使って世の中を認識している

と知るだけでも、

良好なコミュニケーションを築くために役立ちます。

 

明日もよい一日を☆

 

 

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交流分析(Tansactional Analysis 以下、TAと呼ぶ)は
1957年アメリカの精神科医であるエリックバーンが創案した
精神的要因による症状や行動についての理論体系であり、
それを応用した心理療法です。

TAは自分や他者を客観的に観るために役立ち、結果として
人とのコミュニケーションの問題を解消することにも役立ちます。
また、カウンセリングや悩み相談などにおいては、
TAという心理モデルがあることで、クライアントの目に見える状態の
その背景にまで気づく範囲が広がります。

今回は日曜コースと木曜コースと2コースがあります。
内容は同じです。

【日時】

●日曜コース
一日目 9月9日(日) 10:00~17:00
二日目 9月16日(日) 10:00~17:00

●木曜コース
一日目 9月13日(木) 10:00~17:00
二日目 9月20日(木) 10:00~17:00

 

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【対象者】
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【日程】

2018年
レジューム1 9月30日(日)
レジューム2 10月8日(月)祝日
レジューム3 10月27日(土)
レジューム4 11月3日(土)祝日
レジューム5 11月23日(金)祝日
レジューム6 12月1日(土)
レジューム7 12月23日(日)
レジューム8 1月13日(日)
レジューム9 1月19日(土)

 

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