わざと、わざとじゃない、どっちの傷が深いか

相手を傷つけたときに

「わざと」か、

「わざとじゃない」か、

相手の傷はどちらが深いのでしょう?

モラル的な観点では

「わざと」のほうが罪深いのかもしれません。

ただ、実際に受ける側の傷の深さでいったら

そうとも限りません。

意識的か、無意識的か、、、。

昔、あるとき、キャンプをしていました。

夜はランタンの火の明かりを受けて

そこで友人達と料理を食べたり、

お酒をのんだりしながら

楽しい時間を過ごしていました。

けっこう酔っ払っていた私は

感覚が鈍ってきていて

近くにあった何かの上に手をついて

しばらくそのまま、、、。

実はそれがランタンで、

ランタンは火で明かりを起こしているので

上の金属製の蓋はストーブなみに熱く、、、

数秒もすると、

あたりまえですが、

いくら酔って感覚が鈍っていても気づきます。

「熱っ!!!!!!!」

手をあわてて離したときは

既に遅し、、、

金属製の蓋におうとつでデザインされていたメーカー名が

そのまま手のひらに

子牛の焼印のようにくっきりと、、、

酔いがさめるにつれて、

手のひらにジンジンと傷みを感じ始めて。

そこからの数週間は、

ランタンのメーカー名が手のひらから消えずに

毎日見ることになりました。

このとき、意識していたら

まず、触れないし、

触れるにしても

その加減を調整します。

通常、人であればそうするでしょう。

コミュニケーションにおいてはどうなのでしょう?

わざとじゃない場合のほうが

相手に与える傷は深い場合もあります。

この人は大丈夫だろうと思っている相手ほど

それをやってしまいがちなのかもしれません。

かく言う私も

何度もそれをしてきたと思います。

そして、

自分がそのようなことで

傷つけられたと感じたときは

その逆にも気づくチャンスなのかもしれません。

明日もよい一日を☆

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