人の目がみれないときは

おつかれさまです。

ここ最近、自分は人見知りだという方に
会う機会が何度かありました。

「人の目が見れない」

そういう人もいるかと思います。
かくいう私もときどきそう感じる場面があったりします。
日本人は欧米などに比べると比較的多いようです。

それは奥ゆかしさでもあります。

一方で、
「ここは、もうちょっと相手の目をみて話したほうがいいだろう」
と思うこともあります。

そういうときは、よい方法があります。

それは


相手の”まつ毛を見る”ことです。

これだと、目そのものを見るよりも
緊張感が少なくなります。

しかも、相手には、「ちゃんと目を見て話してくれている」と
感じてもらうことができます。

心療内科でカウンセリングをやっていたとき

少し重篤な状態のクライアントの目を
正面から見ていると

「何かをもらってしまいそう」という感覚を感じたことがあります。

実際、目に”ものもらい”が出来たことが2回ほどありました。

因果関係はわかりませんが、
そういった場面でこの方法を使ったこともありました。

その他にも、ビジネス、恋愛、面接など

目を見て話したほうがいいような場面で
目を見て話すのが難しいと感じたときは

目そのものではなく、
まつ毛を見てみるのも一つの方法です。

そんなレベルまで調節できるなんて、
なんか、人間の目の性能(視覚のシステム)って
スゴイなあと感じます。

よい一日を☆

新しい環境と不安

お疲れさまです。

4月から新しい環境に入る人もいるかと思います。

人は知らないもの(Unkown)に怖れを感じます。

だから新しい環境は緊張するし不安を感じる。

当たり前のことといえば、それまでですが...

数年前、ある大きな団体の管理職、約180名の前で

3時間の講演をさせて頂く機会がありました。

参加者の殆どが自分より年上で、もちろん初対面

そういった経験は始めてで

ちょっとビビッていた私は

自分の師匠にこう聞きました。

「どうやったら緊張しないでしょうかね?」

すると

「・・・・それ、質問の仕方がまちがっとるわ」と。

「え?」

「そんなん、緊張せんやつおらんやろ。わしでも緊張するわ。

”どうやったら、緊張した状態でも、うまくやれるか?”

なら、わかるけど。」

ああ、そうかあ、

と改めて、気づかされたのを覚えています。

新しい環境に入る。

知らないものに対する怖れ。

不安に感じるのは正常なこと。

あたりまえなこと。

それを無理に抑えるのでなく

認めて、受けとる。

それも不安をやわらげる方法のひとつです。

明日もよい一日を☆

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

読み書きできない先生

おつかれさまです。

昔、「感動するよ」とある人から

ある絵本を勧められました。

当時の私は心がすさんでいたのか、

それを読んでも

「で、どこが感動するの?」

と、そんな感じでした。



少し前になりますが、テレビで

アメリカのジョン・コルコーランさんという48歳まで
読み書きが出来なかった男性の話を特集していました。

彼は読み書きができないのに、
なんと、高校の教師を17年もしていました。

読み書きができない分、聞いたり話したりが得意。
スポーツも得意。頭の回転も速かったようで、
読み書きができないことをうまく隠して、
教師を続けれたそうです。しかも人気があったらしい。

彼には、キャシーさんという奥さんがいるのですが、
彼女も結婚するまでは彼が読み書きできないことを知りませんでした。

二人が交際していたときはコルコーランさんはキャシーさんから
よく手紙をもらっていたそうです。

しかし、読み書きができないので、

手紙に何が書かれているのか、

さっぱり解らない、

書くこともできないので

手紙を返すこともできない。

その後、読み書きできない自分が、
教師をすることに罪悪感を感じていた彼は
自ら教師を辞め他の仕事につきます。

教師を辞めて10年くらいしたころ、
自分が読み書きできない症状が、
「ディスレクシア」という学習障害のひとつだということを知り、
衝撃を受けます。

これは個人差がありますが、
アメリカ全体の10%程度の人が当てはまるそうです。
トム・クルーズやスティーブン・スピルバーグも
自身がそうだと公表しています。

適切なトレーニングをすれば克服できる。
それを知って彼はトレーニングを積み、
ある程度、読み書きができるようになります。

そして、コルコーランさんは

昔キャシーさんからもらった手紙を

読むことができるようになります。

それを読んだ彼は

はじめて手紙に何が書かれているのかを知り

涙を流したそうです。



さっきの絵本の話の続きです。

それから1年か、2年か、過ぎたころ

私は一通りNLPを体験し、

ちょっと心の変化を感じ始めていたころです。

ちらかった部屋の掃除をしていたら

その絵本が出てきました。

なんとなく目を通してみると



大号泣...

あのときは何も感じなかったのに。

それまでの私は、

その絵本を読んでいても

そこに何が描かれているのか

実は何もわかっていなかったのでしょう。

五感が詰まっていた。

そんな感じです。

その詰まっていた五感が通い、

受取り方も、

感情の表し方も、

変わっていることに気づきました。

コルコーランさんの話を聞いて

感じる力と表現する力を

とり戻せたときの喜びを思い出しました。

明日もよい一日を☆

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。