魅力と可能性

 

8月もあと少しになってきました。

小学生、中学生は夏休みも終わりに近づき、
あわてて宿題をしている子もいるでしょう。

 

私も夏休みに入ったら、お盆までに全部片付けてしまおうと、
意気込んでいたのを憶えています。

しかし、
好きなものは早めに終わるのですが、
苦手なものはなかなか手をつける気にならず、
この時期にあわててやっていたのを何となく憶えています。

 

最初、それをやろうと思ったけど、、、
それをする気になかなかなれなかった。

つまり、たてた目標に対するモチベーションがわかない状態。

 

そんなときは、以下をチェックしてみるとよいかもしれません。

 

1.その目標は達成する価値があると思えているか?
(達成したいと思えるほど魅力的か?)

 

2.その目標の達成は現実的か?
(達成される可能性はどれくらいだと思えるか?(何%くらいか?))

 

この、どちらかが欠けていると達成は難しくなります。

式にすると、

”目標 = 魅力的 × 可能性”

「魅力的」と「可能性」

どちらがゼロだと結果はゼロです。

 

また目標達成を加速させるものとして

「具体性」 があります。

いつ、どこで、だれと、なにを、どのように

これらが曖昧すぎると何をしたらいいのか、
どう動いたらいいのか解らず停滞します。

式にすると、

”目標 = 魅力的 × 可能性 + 具体的”

 

どれが欠けているのかなとチェックしてみると、
モチベーションをあげるための策がみつかるかもしれません。

 

よい一日を☆

まずは自分の状態

よく、人から
「カウンセリングしてるとクライアントから貰ったりしちゃいませんか?」
と聞かれます。

カウンセリングの前は、瞑想をしたり、
呼吸を整えたり、
アンカーと呼ばれるNLPのテクニックを使ったりして、
まず自分の状態をなるべく良い状態にしてから、
クライアントさんと向き合います。

また、確かに、ときどき、クライアントさんの状態に
同調しすぎてしまいそうになったりしたこともありますが、
それに気づいた時点で、あわてずに自分の状態をニュートラルに戻すことをします。

そういえば、以前に使っていたテクニックですが
あまりに激しい感情がクライアントさんから出てきたときは、
自分が避雷針になって、そのエネルギーを流すイメージをしたりもしていました。
これ、けっこう使えます。

 

昔、斉藤一人さんが講演の中で

「”自分の機嫌をとる。”これが大切。世界中の人がこれできたら、争いがなくなる」
と言っていたのを覚えています。

私たちは、相手が機嫌悪いと、
つい、相手の機嫌をとろうとしてしまいがちです。

しかし、自分の心の余裕がない状態で、
それをやっていると、こっちがだんだん疲れてきて、
こちらまで機嫌が悪くなってしまう。

機嫌が「悪い」にペースを合わせてしまい、のみこまれる。
そこに葛藤が起きる。

よく、優しすぎる人なのか、
自分に厳しすぎる人なのか、
自分の力を過信してしまい、
そこまで余裕が無いのに他者のために尽くそうとして、
返って悪影響を与えてしまっている場面も見かけます。

 

まずは自分の状態。

より多くの人によい影響を与えたいなら。

そして、その状態にするための方法は一つでなく、
いくつかの選択肢を持つのもよいかもしれません。

明日もよい一日を☆

山の日

8月11日は山の日なのですね。
去年制定された祝日みたいですが、
私は不定休なので、今年初めて気づきました。

山といえば、私も縁あって山を登る人たちからお誘いを受け、
何年か前から年に1~2回ほどですが、山を登らせて頂いています。
その体験は私にはかなり厳しいのですが、いろんな学びが隠されています。

今年も9月に仲間といっしょに行く予定なのですが、
それに向け体力をつけようと、近所を走ったり、歩いたりしています。
そのときに歩道橋を登り降りしながらトレーニングするのですが、
平らすぎて、規則的すぎて、ちょっと微妙な感じがします。

 

そこで気づかされるのは、
今の日常の場面はどれだけ作られて、
整備されたところにいるかということです。
そのため、ある程度、論理的に考えて、
予測がたてやすく、便利な環境と言えます。

それはとても有りがたいことではあるのですが、
自然な状態というわけではありません。

その点、山にいくと平らなところはありません。
階段のような、人の手で整備されたところもあるのですが、
その幅はまちまちです。
そこに身をおいたとき
脳の使い方は明らかに普段と異なっているなと実感します。

 

ある程度、不規則な道を不規則な動きで
登ったり、降りたりするとき
ああ今、不規則(自然)なものに接し、
対応しているなあ、という感じがします。
そこには、階段の登り降りのような規則的な動きとは違う
柔軟さを求められます。

普段使っていない脳の神経が活性化しているんだろうなあと
想像しながら登ったりしています。

 

カウンセリングしているときに
「こういう状態の人にはこういうスキル」とか
「このケースはこういう理論があてはまる」
とかいった理論、法則っぽいものもあるにはありますが、
”それが絶対だ”となるとうまくいきません。

その正しいとされるやり方からも脱却することが必要になります。
なんせ相手は生きた人間(不規則)ですから。

もちろん、カウンセリグだけでなく、
普段の人と人とのかかわり、コミュニケーションについても
同じことがいえます。

 

じゃあ、

「正しいやり方」というものは必要ないのか?

そう決め付けると、

それもまた柔軟性に欠けることになります。

 

明日もよい一日を☆