プライミング効果

 

お疲れ様です。

 

先日、ようやく近くのイオンシネマで鬼滅の刃を観てきました。

 

マンガで読んだことがあるので、

 

ストーリーを知ってはいたのですが、

 

終わったあと、目を真っ赤にしながら

 

ひとり、イオンの中を歩いて帰りました。

 

そして、煉獄さんのことがしばらく頭から離れませんでした。

 

 

プライミング効果というものがあります。

 

先行する刺激(プライマー)の処理が

 

後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のこと。

 

もう少し砕いて言うと

 

あらかじめ受けた刺激(情報)によって、

 

行動が無意識に影響されること。

 

 

「ピザって10回言って」

「ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、、、、」

「じゃあ、ここは?」

「ひざ」

「ブブー、ひじですう」

 

という10回クイズはプライミング効果を利用した遊びです。

 

 

プライミング効果で考えると

 

ポジティブな言葉を聞いたり使ったりしていると

 

その影響を受けるし、

 

逆にネガティブな情報を聞いたり使ったりしていると

 

その影響も受けるということです。

 

 

私が心理学を学び始めたころ、

 

小林正観さんや、斎藤一人さんといった方の本を読んでいて

 

そこで勧められた言葉

 

嬉しい

楽しい

幸せ

ツイてる

好き

ありがとう

許します

 

これらの言葉を

 

しおりに書いて

 

手帳や本に挟んで、なるべく言うようにしていました。

 

日々に気分が良くなっていったのを覚えています。

 

自然とネガティブな言葉を使うことも減っていきました。

 

 

先日、ある方がこんな体験をされたとツイッターに投稿されていました。

 

ある飲食店で食事をしてレジで精算をしようとしたときのこと。

 

 

投稿者「ペイペイ使えますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店員「ぺいっ」

 

 

 

 

 

「はいっ」と言いたかったのでしょう。

 

 

そのあと、

互いに訂正することもなく、突っ込むこともなく、

何事もなかったかのようにそのまま決済。

 

店の外に出るまで、こらえるのに必死だったそうです。

 

店員さんからしたら毎日頻繁に聞く言葉ですからね。

 

無理もありません。

 

プライミング効果、

うまく活用したいですね。

 

明日もよい一日を☆

 

 

LIFO

 

おつかれさまです。

 

私は普段、少し深さのある衣装ケースにシャツを収納していて、

シャツが何重かに重なっています。

 

着るときはケースの上のほうにあるものの中から選んで着て、

洗って、しまうときに、また一番上に収納しがちです。

すると、次にシャツを選ぶときも、

またケースの上のほうのシャツを選んでしまう。

そして、下のほうにあるものは着る機会が少なくなっていく。

 

「LIFO」 という、IT用語があります。

データの格納、取り出しに関する方式を表す言葉で

「Last In First Out (後入れ先出し)」を略した語。

 

後に入れたもの(Last In) が、

先に出てくる(First Out)

 

人間の記憶でも似たようなことが起こります。

今日、昨日のこと、最近気になったこと、覚えたこと

それらはよく話題に出たりします。

 

私がNLPを始めたころ、

自分が使っているネガティブな言葉に氣づくことができ、

それを変えたいと思いました。

 

「どうせ」
「無駄」
「つまらん」
「できない」
「嫌い」
「~のせいで」

 

など、ネガティブな言葉の代りに、

 

「ありがとう」
「うれしい」
「楽しい」
「しあわせ」
「好き」
「ラッキー」
「~のおかげで」

 

といったポジティブな言葉を

意識して使うようにしました。

 

しばらくすると、よく使う言葉がじょじょに変わっていき、

ポジティブな言葉たちが一番取り出しやすいところに。

 

そして、周りの人との関係や、自分の成果が

 

良い方向に変わりはじめたのをおぼえています。

 

LOFO(Last In First Out)

 

ずっと前からだから変わらないと思っていたことでも

いつからでも変えることができます。

 

明日もよい一日を☆

 

過去のことにする

 

おつかれさまです。

 

1年以上前になりますが、ある女性の方から匿名で電話相談をしました。

そのとき「彼氏と別れるかも」という相談でした。

 

その方からまた今年の夏ぐらいに、

付き合っている彼氏のことで相談を頂きました。

そのとき、私が

「以前にも相談いただきましたよね?そのときの彼ですか?」

と聞くと、その方は

 

「ああ、いえ、その人はもうとっくに終わっていて。最近できた彼のことです。」

 

1年前の相談内容の彼のことは”過去の事”になっていました。

 

そして先月、また、その方から相談があり

 

「昨日彼氏と別れました。気持ちが混乱していて」と。

 

昨日のことだと、時間がまだあまり経っていない

 

”最近”のことなので、混乱しているのも無理ありません。

 

「最近」

「近い将来」

「遠い過去」

「短い間」

「長時間」

「ロングロングアゴー」

 

といった言葉にも表れているよう、

 

”時間” と ”距離”

 

このふたつの関係は密接です。

 

人の感覚として過去の出来事は時間が経てば経つほど、

 

自分から離れたところにあるように感じます。

 

そして、多くの場合、私たちは、

 

近くにあるものには反応し、

近くにないものには反応しません。

 

ネガティブな経験であれ、ポジティブな経験であれ、

時間が経てば、大抵のことは離れていき、

反応しにくくなります。

 

「時間が解決する」ということです。

 

時間がある程度経っているにもかかわらず、

ある過去の体験に強く反応してしまう

ということは、その体験が

まだ、自分から離れたところに行っておらず、

すぐ近くにあるように感じている可能性があります。

 

そして、頭では過去のことだと解っていても、

感覚ではまだ”過去のこと”にしていないからかもしれません。

 

過去のことにしない要因は人によって、

その体験によって様々です。

内容によっては過去を手放すのが容易でないケースもありますが、

ひとりで何ともできず、長い間、苦しむようなことがあるなら

誰かに頼るのもよいでしょう。

カウンセリングやセラピーなどはその一つです。

 

そして、知っておくべきことは、

 

1分前でも過去は過去。

 

一度”体験”したら、その”体験”はそこで終わり。

 

その後、我々は

 

”その体験の記憶”に反応しています。

 

「過去は変えられない。」

 

しかし、

 

「過去の記憶や、記憶への反応は変えられる。」

 

ということです。

 

明日もよい一日を☆