お疲れさまです。
私はよく地元にある椿大神社に参拝します。
そのすぐ近くのお店で売られている名物の草餅があります。
昔、妻と二人で行ったとき、
5個にパックされているそれを見て
「二人で5個も食べれないしなあ」と。
”買うべきか、買わぬべきか、それが問題だ”
みたいな感じで悩んでいたところ
レジのところに「草餅 1個から買えます」と小さい張り紙が。
2個だけ買うという選択をして、悩みは解消されました。
先回、基準や比較について書きましたが、
それと関連した話。
「白黒思考」
物事を白か黒かで考えるような思考パターン
二者択一
白か黒
白でなければ黒
黒でなけれは白
例えば
テストで95点でも「なんで間違えたんだ!」とダメ出しする。
「100点以外は意味がない」「100点以外は0点と同じ」
と思うことはそれにあたります。
白黒思考は人間関係においても不自由さを感じさせます。
善 でなければ 悪
昨日まで「いい人」だなと思っていた人が
自分の基準、枠にあてはまらない場面を見たり、聞いたりした途端、
この人は「わるい人」だと変わってしまう。
それは
友人関係、夫婦関係、恋愛関係、上司と部下、親子関係、売る側と買う側、
さまざまな人間関係で起こります。
例えば
「あの人は私と意見があう」=「あの人はよい人間だ」
「あの人は私と意見があわない」=「あの人は悪い人間だ」
「あの人はほめてくれる」=「あの人はよい人間だ」
「あの人は最近ほめてくれない」=「あの人は悪い人間だ」
カウンセリングなどでおこる転移と呼ばれる現象
陽性から陰性に変わることもよくある話です。
「このカウンセラーは私のことを誰よりも解ってくれる」=「この人はよい人間だ」
「このカウンセラーは最近私より他のクライアントに関心があるようだ」=「この人は悪い人間だ」
自分自身とのコミュニケーションでも起こります
「私はいつもおだやかである」=「私は良い人間だ」
「私は最近イライラすることが多い」=「私は悪い人間だ」
上記の表現は極端かもしれませんが、これに近いことをしていたりします。
また、ネットやワイドショーを通してですが、
有名人の不祥事に対して世間の人々のコメントを観察していると
「この人、いっきに極悪人扱いされてるな」
「この叩かれよう、白が黒に変わったな」
と感じる場面も。
これらは個々の基準、感情からくるものが多いですが、
白か黒だけでなく、
グラデーションのある受け取り方ができると、
選択の幅が広がりますし、楽になります。
ときどき、「今、白黒思考になっていないか?」と
チェックしてみるのもよいかもしれません。
そして「白黒思考は絶対にダメだ」というのも
白黒思考だったりします。
明日もよい一日を☆