できているつもり

コミュニケーションは得意なほうだ。
そのはずなのに、どうも最近は人関係がうまくいかない。
しかも、近い人ほどうまくいかない。

そんな経験をした時期があります。

このとき、はまっていた落とし穴は
自分は人と、うまくコミュニケーションをとることが

”できている”

という観念でした。

そう、そのとき、すべての人に対してではありませんが
うまくコミュニケーションをとることが

”できていない”

ということに対して、私は不知だったのです。

それはもう知っているとか、できているとか、
現状に問題が無いと思っている人は
それを変える必用がないと思っているので
変えようとしません。

そのままでもOKだという人や、
本当に無いのなら変える必要はありませんが、
実は問題があるのに無いことにしていたとしたら、
問題をディスカウントしていたとしたら、
違和感や、「なんでうまくいかないんだろう?」と感じたりします。
(うまくいっていないのにうまくいっていると感じている人もいますが...)

コミュニケーションのことに限らず、いろんなことについて
それを習得すること、つまり学習するには4つの段階があります。

第1段階 知っていないし、それをすることができない

第2段階 知っているが、それをすることができない

第3段階 知っている、意識すればそれをすることができる

第4段階 意識しなくても自然にそれをすることができる

そのときの私は自分がいるのは
第4の段階だと思いこんでいましたが、

実は”できていない”ことすら知らない状態、

第1段階にいたということ。

それを認めるのは勇気のいることですが、
それができると、
再び、階段をのぼり始めることができるようです。

しかも、より洗練された形で。

「なんか、うまくいってないな~」と感じたときや
「もっとうまくなりたいな~」と思ったときは、

自ら階段を降りてみるのもいいかもしれませんね。

明日もよい一日を☆

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