クリスマスキャロル

今日はクリスマスイブですね。
「クリスマスキャロル」という物語をご存知でしょうか?
1843年に発表された小説で、
ディズニーのアニメをはじめ、何回か映画化されています。

私が学生時代に初めて観たのは「3人のゴースト」というリ現代風リメイク版でした。
現代といっても1980年代ですが(笑)

クリスマスキャロルのあらすじは以下のとおり。

主人公はスクルージという商人で初老の男。
ドケチで金の亡者、冷酷、無慈悲で他人のことを思いやれない。
雇っているクラチットには、ごくわずかな給金しか払わず、
寄付を頼まれても「(飢え死にしたら)余分な人口が減ってちょうどいい」
と言って断り、共同経営者だったマーレイが亡くなったときも
お布施をしぶり、さらに彼の冥銭を持ち去るほど。
人の温かみとは無縁の生活をおくっていました。

彼はクリスマスが嫌い。
そんな彼のもとにクリスマスイブの夜、
3人の幽霊(精霊)がやってきます。

1番目に”過去”の精霊

2番目に”現在”の精霊

3番目に”未来”の精霊

過去の精霊は、スクルージを連れて、過去の世界に行き、
孤独だったが、夢を持って一生懸命頑張っていた少年時代の彼の姿をみせ、

現在の精霊は、現在の、彼がみえていない側面、
離れて暮らす甥の家族たちが自分を気遣って、想ってくれている場面、
自分が雇っているクラチットが貧しくも温かい家庭の場面、
そのクラチットの子が病気であまり長く生きられないという事実をみせる。

そして、最後に未来の精霊が、彼がこのままの生活を送っていったら、
自分や周りがどんな悲惨な顛末を迎えるかを直面化させます。

スクルージは激しい衝撃を受け、
改心を誓い、未来を変えようと行動を変えていき、
後に”一番クリスマスの楽しみ方を知っている人”と呼ばれるように。

というお話。

私はクリスマスが近づくとこの話を思い出します。
ちょっとショック療法的なところもありますが、
あらためてみると、これは心理セラピーそのものだなあと。

過去の心豊かだった自分や体験から、何かを取り戻し、

現在をいろんな視点で観て、思い込みを手放し、自分の世界を広げ、

未来はどうなりたいかを選択し、現在の行動を変えていく。

精霊たちはスクルージに
彼の人生に大きな影響を与える怖くて優しいクリスマスプレゼントを。
プレゼントは思いもよらない形でやってくるのかもしれませんね。

よいクリスマスを☆

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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