何もかも失ったわけではない

 

お疲れ様です。

 

カウンセリングをしていると
クライアントさんとのやりとりのなかで、

 

こちらも学ばせていただくことが
多々あります。

 

その人の考え方やあり方、体験など、
聴かせてもらっていると

 

たまに「ほおお!」
と、感心させられることもあります。

 

先日、とある40代の女性から
匿名で電話相談を受けていたときのこと。

 

その方は、
一時は社内で女性初の管理職までいったものの、
上司のパワハラから会社を辞めることとなり、

 

そのときのパートナーからはDVを受け、
遠くに逃げて隠れて暮らすこととなり、

 

その後も難病を患い入院して、
一時は働けなくなり、

 

食べるのもままならないほど、
お金も少なくなってしまったそうです。

 

そのときは

「何もかも失ってしまった」

と、感じたそうです。

 

しかし、後に

「そのときの自分が価値があると思っていたものが目のまえから無くなっただけで、
本当に何もかも無くなったわけではない」

そう氣づかれたそうです。

 

すばらしいフレームチェンジ(捉え方の変化)だな
と思いました。

 

何に価値があるか、というのは
その人その人によって違いますが、

 

そのときの自分がそう感じているものが無くなると
「何もかも失った」と感じる。

 

でも、実はまだ価値を見出せるものがたくさん有り、
自分がそれらの価値を感じれていないだけであって

 

それらの価値に氣づくことができたら、
「何でも有る」に変わることすら、あるのでしょう。

 

その方がどのようなプロセスで
そう思えるに至ったか、詳しくは聴きませんでしたが

 

その意識の変容、変革というのは
素晴らしい、美しい、と感じました。

 

”意識の変革”は、この世界で最も価値あることのひとつ
だと、私は思っています。

 

そして、それは自分だけでなく周りにも影響を与えます。

 

最後まで読んで下さり、
ありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆

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