電車に乗って、まわりを見ると
殆どの人がスマホを触っています。
かくいう私も自分もスマホ片手に(笑)
この光景は何年くらい前からなのかなあと思いながら見ていました。
私が携帯電話を持ち始めたのは今から20年くらい前。
当時はまだ持っていない人も多く、
携帯の使用に関するルールも今とくらべて整備されていないころでした。
そのころ、名古屋から東京に友人と出かける機会がありました。
東京の在来線に乗っていると、
その車内で友人があることに気づきます。
「こっちは誰も車内で携帯で話していないよね。」
私は「あ、本当だ。そうなんだな。」と思いました。
車内で携帯で話すことはマナー違反なのかと知ったのはこのときです。
東京から戻って名古屋の鉄道にのると、
まだ車内で電話している人が結構いました。
ちょうど、都心からその常識がじょじょに広がり始めたころだったのでしょう。
今は名古屋の鉄道も車内での携帯の通話は禁止されていて、
それが常識になっています。
車内で携帯で通話している人をみると、
20年前だったら何も思わなかったのですが、今では、
「あ、あの人マナー違反だ!」と、
少し批判的な感情が浮かんできます。
そして、同時に、
「自分だって昔やってたくせに~。」
ともう一人の自分がつぶやきます。
マナーはもともと他人に迷惑をかけないようにというのが主な目的。
しかし、一度それが常識化されると、
迷惑がかかっていようが、いようまいが、
それが一人歩きをします。
昔、勤めていた会社で少し早めの花見をすることになり、
ある植物園に年中咲いている桜があるので、そこでという話なりました。
幹事である私が、ホームページをみていると、
そこには小さく「アルコールは禁止」と書かれているのを見つけてしまいました。
ダメ元でと管理している事務所に電話して聞いてみたら、
「ああ、その日はそれほど人多くないし、
他のお客さんに迷惑かからないようにして頂ければ大丈夫ですよ~。」と、
快く認めてくれました。
「なんて柔軟なんだ!」と感動したのを覚えています。
最近、テレビやネットで芸能ニュースを見ながら
この人、ここまで叩かれる必要あるかなと思うケースもあります。
ネットで炎上に参加する人の傾向として高学歴で結構意識の高い人が多いという
統計結果を聞いたことがあります。
それは頭が良いのか?
それとも、
得た知識の型にはめて考えるのがうまいのか?
わかりませんが、、、
よけいな知識が「許す」のを難しくすることもあります。
人の欠点に関心が向きすぎるときは
「まわりにいったいどんな影響があるのか?」
を冷静に考えてみることも必要かもしれません。
私も心理を学んでいて、
得た知識の使い方を選ばないとなあと思う今日このごろです。
明日もよい一日を☆