遠道は近道

 

お疲れさまです。

 

いつもありがとうございます。

 

娘がマンガ「弱虫ペダル」に、ハマっています。

 

わたしが入院中に動画で観て、ポジティブな内容だったので子供にも見せたらハマりました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、高校の自転車競技が舞台の話です。

 

主人公は小野田坂道という控えめな一年生。

 

彼の所属する自転車部のキャプテンは金城真護という選手で

 

いつも適格な判断で、みんなを力強く引っ張っていく、

 

誰からも信頼されるキャラです。

 

そんな彼も、中学生の頃は自信がなく、一人では何も決められない状態で、

 

最初に出たレースもさんざんの成績でした。

 

その彼にロードバイクのイロハを教えたのは小関という社会人レーサー。

 

彼が金城の初レースの結果を受けて、

 

本人のいない場で語っていたセリフが、

 

「勝利も敗北も未来につながっているんです。

 

踏んだ一歩が先につながっていることだけ意識できていればいい。」

 

です。

 

 

 

「あの体験は無駄だったなあ」

 

「あの体験も意味があったなあ」

 

どう受け取るかは、その人の捉え方によりますが、

 

どちらにせよ、その体験が終わって

 

しばらくたった未来になってから

 

判断します。

 

それを体験している途中では、わかりません。

 

そういえば

 

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズも

 

「先を読んで点と点をつなぐことはできません。

 

後からふり返って初めてできるわけです。」

 

と言っていたのを思い出します。

 

 

我々は目標に向かうときに

 

最短ルートを通りたがります。

 

それが悪いというわけではありません。

 

人間は思考ができるので、自然とそうなります。

 

最短ルートを通ろうとしても

 

思うように、うまくいかなかったりして

 

結局、遠回りしてしまうことも多々あります。

 

「遠道は近道(とおみちはちかみち)」

 

という言葉がありますが、

 

今までを振り返ると、

 

いろんな場面で

 

自分が大切なことを学んだり、成長したときというのは

 

遠道が断然多かったように思います。

 

私のケースを一つ例に出すと、

 

NLPトレーナーの審査には3回目でようやく合格。

 

今だからわかりますが、

 

1回目で受かって、すぐに講座担当しても、うまく伝えれなかったと思います。

 

3回の受験のために、さんざん再学習したおかげで、

 

トレーナーになって、すぐに講座の担当ができました。

 

また、そこまでのプロセスで他の心理学も学び、

 

いろんな人との出会い、つながりもでき、

 

私の中にも「覚悟」というものが出来ていったように思います。

 

逆に、あのとき、1回目で受かっていたら、

 

ここまでトレーナーを続けてこれなかったかもしれないとさえ感じます。

 

 

近道を通ろうとして、うまくいかず、

 

結果、遠道になったとしても

 

それらは結局、今の自分を形成するうえで、

 

欠かせないものばかりだったと思っています。

 

遠道を行くことになったとしても

 

その遠回りの道のりのなかで

 

出会う事ひとつひとつに意味を与えられます。

 

表面的な「効率」というフレームだけ見ていると

 

「あれは無駄だったな」となるかもしれませんが、

 

もっと魂に近いレベルで観れると、

 

同じ体験をしても

 

「あれは意味があったな」と受け取ることができるのだと思います。

 

そして、それがわかるのは少し先のこと。

 

今は意味がわからなくとも

 

どの経験も未来につながっていると知っておくだけでも

 

よい氣を持つことができ、

 

それが、次の点を引き寄せると

 

感じる今日この頃です。

 

最後まで読んで下さり

 

ありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆