誰にとっての現実?

こんばんは。
いつもありがとうございます。

 

最近、近くの小さな文字が見えにくく、
若い頃と目の見え方が違います。

 

まあ、老眼と呼ばれてるやつです。

 

「犬や猫の目から見た世界はどんなのだろう?」と、
ふと思ったのでちょっと調べてみました。

 

人間とは違うところはいろいろあるのですが、
その一部を紹介すると、

 

犬は動くものを捉えるのが得意で
動体視力は人間の4倍。

 

テレビの映像なども1秒間に30フレームで
映像が表示されていることに気づけるそうで、

 

我々がなにげなく見ているテレビの映像が
カクカクとしたコマ送りにみえているそうです。

 

猫も同じように動体視力は人間の4倍。
動きの速いものを捉えるのが得意で、
逆にゆっくり動くものは捉えにくいそうです。

 

そして、犬も猫も
紫外線の波長が見えていると言われています。

 

人間の目で紫外線は見えません。

 

ですから、

 

人間には見えてないものが、
犬や猫の世界では見えているということになります。

 

他の動物は?
虫はどうなのだろう?

 

トンボなどは、個眼と呼ばれる六角形の小さな眼が
1万~3万も集まってできているので

 

さらに見え方が違います。

 

とか、考えていると、

 

「現実の世界とは?」

 

という問いが、浮んできます。

 

我々、人間は、
自分たちに見えている世界だけが、
現実の世界であると思いがちですが、

 

人間の目でみえるものが現実で
犬や猫など他の生き物に見えている世界は現実ではないのか?

 

というと、
そうではありません。

 

人間にとっての現実
犬にとっての現実
猫にとっての現実
トンボにとっての現実

 

「何にとって」

 

その存在にとっての現実の世界
視覚だけだけでなく、聴覚、触覚、嗅覚、味覚

 

他の生き物たちと異なります。
現実が異なります。

 

また、程度の差はありますが、
人と人でも

 

それらの機能には個体差があります。
見方、聞き方、感じ方が異なります。

 

人間の場合さらに

 

何が好きで、何が好きでないか、

どんなことを信じていてるか、

何に焦点を当てやすいか、

など、脳内のフィルターも関わってきます。

 

それらは男と女でも微妙に違うし
大人と子供(特に赤ちゃん)も違います。
脳の使い方でも大きく違ってきます。

 

私にとっての現実
あの人にとっての現実

 

「ふつうはこうだろ」「そんなの常識」
というような言葉はよく聞きますが

 

それは「誰にとって」が
省略されています。

 

我々は「世界はこういうものだ」という地図を通して
世の中を見ていて、

 

それはひとりひとり異なるということを知り
ときどき、思い出すことは

 

自分と他の存在との関りにおいて、
ミスコミュニケーションを防ぐのに役立ちますし、

 

なにか不合理な思い込みに自分がはまっていないか、
それに気づく力にもつながります。

 

最後まで読んで下さり、
ありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆

 

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