閑さや岩にしみいる蝉の声

 

 

”閑さや岩にしみ入る蝉の声”

 

有名な松尾芭蕉の句です。

 

子供のころ、教科書だったか、なんかで読んで、

 

「ん?」と、そのときは意味がよくわからなかったなあと。

 

 

10年以上前、NLPや心理学を学ぶ前、

 

まだ会社員で、夏もスーツで外を歩きまわっていたときは

 

蝉の声に対して

 

「なんて暑苦しい音なんだ」と感じていた自分。

 

 

しかし、数年前に

 

「蝉の声好きかも…いや、好きだな。」

 

に変わっていることに氣づきました。

 

 

朝、私は仕事前に目を閉じて瞑想をします。

 

この時期は、どこからか蝉の声が聞こえてきます。

 

 

その音にただただ意識を向けていると

 

「うるさい」という感覚とは真逆に

 

心はなんだか、

 

深く、静かに

 

そんな感じになっていくような。

 

蝉の声は

 

人それぞれ、そのときどきにより、

 

合唱やオーケストラのようにも、

 

お経や真言のようにも、

 

生きるエネルギーの波動のようにも、

 

他にもさまざまな感覚を感られるかもしれませんし、

 

何の意味も持たさずに

 

ただただ、

 

耳を傾けることもできます。

 

 

その声に耳を傾け続けていると

 

心は静かに

 

深いところに

 

そんな感じがします。

 

 

暑い日が続いていますが、

 

暑いとイライラや不安を感じやすくなるのは

 

脳のメカニズムとして自然なことではあります。

 

蝉の声を不快に感じる状態もあるでしょう。

 

しかし、あえて

 

蝉の声に耳を傾けてみるのもよいでしょう。

 

その際「聞かされている」のではなく

 

こちらから「聴きにいく」ということを意識してみるとよいもしれません。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

よいお盆を☆