好きなものから逃げる?

先日、仕事のため朝早い電車に乗っていたら、

途中の駅で、以前勤めていた会社の同期の同僚が乗ってきました。

目的地につくまで、いろいろ、近況を話しました。

 

「そうやって自分で起業してやってくってすごいね」と言ってもらい、

「ありがとう、ずっと続けていくってのもすごいよな」と言う。

お互い選んだ道は違う。けれど一生懸命やっている。

短い時間でしたがいい時間だったなあと。

前の会社を辞めて8年、

あらためていい職場だったんだと感じています。

そして、今、いろいろ大変なこともあるけど充実しています。

話していて、自分が辞めたときのことを思い出しました。

 

今思えばですが、

カウンセラーになること、トレーナーになること以上に

私にとっては18年勤めた会社を離れることのほうが

大きなアウトカム、目標だったかも。

とにかくかなりエネルギーを使ったように思います。

 

これ、カウンセリングなどでも課題としてあがるのですが、

人によっては会社に入るより辞めるほうが大変と感じるようです。

 

当時、辞めることを友人や同僚、上司らに相談したりしました。

有り難いことに止めてくれるほうが多かったのですが、

 

その中で誰かから

「逃げるの?」

と言われたこともあります。

 

このとき、

「ん?逃げる?」

と自分の内側で葛藤が起きました。

 

それがNLPや心理学に出会う前なら

「そうなのかも」と自分を責めるような感じがしたかもしれません。

 

しかし、そのときは

 

「何から逃げるのか?」

 

と疑問がわきました。

 

そして、

 

「今まで自分は、自分の欲しいものから逃げてきた」

 

ということに気づきました。

 

これは意識してやってきたことではなく、

無意識でやってきたことです。

 

もちろん、「逃げること」が悪いわけではありません。

自分の身を守るためにそれが必要な時はあります。

 

しかし、

 

「何から逃げるのか」

 

その対象によっては

あとから「もったいない」と感じてしまうこともあるかもしれません。

 

私の好きな映画「しゃべれども しゃべれども」

その劇中で

松重豊さん演じる口下手な野球解説者が

学校になじめない男の子に

ぽつりと言います。

 

「好きなものから逃げると、一生後悔するぞ」

 

この言葉にゾワッとしたのを覚えています。

 

明日もよい一日を☆

 

★締め切り間近――――――――――――――――――――――☆

自分らしくNLPを実践し、他者に影響を与える存在になる。

米国NLP協会認定資格取得講座
『米国NLP協会認定マスタープラクティショナー』

詳しくはこちら

☆――――――――――――――――――――――――――――★

コメントを残す