旅と放浪の違いは?

 

先日ある大物芸能人の息子が覚せい剤で4度目の逮捕

というニュースが流れました。

いろいろ想像してしまいます。

依存症というのはやっかいなもので、

改善したのに

「元に戻る」ということをする人も多い。

元に戻る人と戻らない人の違いは何か?

いろんな要素があるのでしょうが、、、。

 

高倉健さんの遺作となった映画「あなたへ」

このなかで健さん演じる倉島

彼は妻を亡くし旅に出ます。

 

その旅をしている途中、

ビートたけし演じる元教師の杉野に出会います。

杉野は放浪の生活を堪能していました。

杉野が倉島に問います。

 

「旅と放浪の違いってなんだと思いますか?」

 

 

★締め切り間近――――――――――――――――――――――☆

〇『NLPマスタープラクティショナーコース』を開催します。

詳しくはこちら

☆――――――――――――――――――――――――――――★

 

続けて杉野が、

 

「目的地があるか、ないかです」

 

 

日常において、人生において、

旅スタイル(目的あり)でも

放浪スタイル(目的なし)でも

どちらでも選ぶことができます。

 

ただ、放浪スタイルは、自由なようで、

心に余裕がある人、精神的に強い人、

ある程度悟りを得た人、

それが向いていると感じれる資質を持った人でないと、

ずっとその状態はきついかもしれません。

 

依存症に限らず、望ましくない状態から、

良い方向に変化したのに、また元に戻ってしまう。

 

その一因として

次の行き先(目的、目標、ビジョン、アウトカム)が無い

というのがあります。

 

カウンセリングにおいては、その人の心が癒えたなら

今までの状態の、

”その代りに”

欲しい結果(NLPではアウトカムと呼びます)、

大なり小なり、「どうなりたいか」をクライアントに持ってもらうことが重要になります。

 

目標って、立派なものでなければならないとかは、

ありません。

 

遠い目的地へ行くのが困難と感じたら、

その手前のもっと近くの目的地を選ぶこともできます。

どうなりたいかが、わからないというなら

それを探す旅というのもあるでしょう。

 

 

さっきの映画のつづき、

後に、杉野は車上狙いの犯人として警察に捕まります。

連行されるとき、倉島のほうに振り向き、

 

「放浪するうちに迷っちゃたんですよ」

 

と放った場面が印象的でした。

 

 

映画の中では、旅と放浪の違いをもうひとつ伝えています。

 

それは

 

「帰る場所があるかどうか」

 

これも見つけることができます。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。

 

明日もよい一日を☆