先日ある大物芸能人の息子が覚せい剤で4度目の逮捕
というニュースが流れました。
いろいろ想像してしまいます。
依存症というのはやっかいなもので、
改善したのに
「元に戻る」ということをする人も多い。
元に戻る人と戻らない人の違いは何か?
いろんな要素があるのでしょうが、、、。
高倉健さんの遺作となった映画「あなたへ」
このなかで健さん演じる倉島
彼は妻を亡くし旅に出ます。
その旅をしている途中、
ビートたけし演じる元教師の杉野に出会います。
杉野は放浪の生活を堪能していました。
杉野が倉島に問います。
「旅と放浪の違いってなんだと思いますか?」
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続けて杉野が、
「目的地があるか、ないかです」
日常において、人生において、
旅スタイル(目的あり)でも
放浪スタイル(目的なし)でも
どちらでも選ぶことができます。
ただ、放浪スタイルは、自由なようで、
心に余裕がある人、精神的に強い人、
ある程度悟りを得た人、
それが向いていると感じれる資質を持った人でないと、
ずっとその状態はきついかもしれません。
依存症に限らず、望ましくない状態から、
良い方向に変化したのに、また元に戻ってしまう。
その一因として
次の行き先(目的、目標、ビジョン、アウトカム)が無い
というのがあります。
カウンセリングにおいては、その人の心が癒えたなら
今までの状態の、
”その代りに”
欲しい結果(NLPではアウトカムと呼びます)、
大なり小なり、「どうなりたいか」をクライアントに持ってもらうことが重要になります。
目標って、立派なものでなければならないとかは、
ありません。
遠い目的地へ行くのが困難と感じたら、
その手前のもっと近くの目的地を選ぶこともできます。
どうなりたいかが、わからないというなら
それを探す旅というのもあるでしょう。
さっきの映画のつづき、
後に、杉野は車上狙いの犯人として警察に捕まります。
連行されるとき、倉島のほうに振り向き、
「放浪するうちに迷っちゃたんですよ」
と放った場面が印象的でした。
映画の中では、旅と放浪の違いをもうひとつ伝えています。
それは
「帰る場所があるかどうか」
これも見つけることができます。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
明日もよい一日を☆