自分の心が自由であるために

おつかれさまです。

 

「あの人のある行動が、私を機嫌悪くさせる。」

この文は「あの人の行動が原因で自分の感情が動く」という文です。
(この表現はNLPではメタモデルの因果関係にあてはまります。)

この表現は主語が「あの人の行動」なので

こちら側(自分)には主導権がありません。

つまり、コントロールできない、変えることができません。

自分の状態は相手に支配されていると言ってもよいかもしれません。

 

先の文をもう少し事実に沿った細かい表現をすると

「あの人がある行動した後で、私が機嫌悪くなる。」です。

これは主語が自分なので、自分の状態を変えることが可能になります。

 

結びついている「あの人の行動」と「私の機嫌」

を分けて考えることで、それは可能になります。

 

最近、ネットニュースの記事で読んだのですが、
大御所タレントの上沼恵美子さんが「夫源病」と診断されたと。

「夫源病」という正式な病名はないので診断されたという表現自体おかしいのですが、

少し調べたら「妻源病」という表現もあるようです。

 

たしかに相手の言動に対してストレスを感じ、
望ましくない症状が出るということはあるでしょう。

 

しかし、気になったのはこのネーミング。

個人的には、リスキーだなと感じました。

安易に「自分も夫源病だ」「自分も妻源病だ」と当てはめてしまうと、
自分の感情の状態を他者の言動に依存させてしまい、
かえって本人の心の不自由さを増すのではないかと思ってしまいます。

そして、これらの呼び方は、
特に夫婦関係を改善したい人、家庭環境を改善したい人たちにとっては
使うのは避けたほうがよいでしょう。

人によっては病原菌のように感じてしまう人もいるかも。

 

なんでもかんでも自分の責任だと感じてしまう傾向の人が相手につけ込まれている場合や、

別れたいし別れたほうがよいけれど、情があってそれができない場合、

ただのストレス発散のために愚痴を吐き出す場面、

相手と戦う気満々の人が離婚裁判などで争う場面などでは、

あえて ”一時的に” テクニック的に使うぶんには役立つのかもしれませんが、、、。

(あと、言葉にインパクトがあるので、マスメディアなどが記事などに関心を持ってもらうためには役立つでしょう。実際、命名した人の意図どおり使われているかどうかわかりません。)

 

TA(交流分析)の創始者 エリックバーンの有名な言葉

「過去と他人は変えられない」

そして、こう続きます。

「しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる」

この言葉は何度思い出してもよい言葉

だと思います。

 

明日もよい一日を☆

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