今、ここ、自分

おつかれさまです。

以前、研修を受けるため、車を運転して、ある目的地に向かっていたところ、
予想外の渋滞にはまってしまいました。

かなり余裕をもって家を出たのですが、間に合うかどうかというところまで時間が過ぎ、
だんだんと、焦り、不安、イライラの感情が、自分の中をぐるぐると回りはじめます。

 

そのとき、自分のなかでこう唱えました。

「今、ここ、自分」

すると、目の前や周りの景色、
ハンドルを握る感触、アクセルとブレークの感触、
聞えている音楽、自分の中でつぶやいている言葉など、

今、五感で感じている感覚などに関心がシフトしていき、

そして、感情が少しづつおだやかに。

ギリギリですが時間に間に合いました。

もちろん、おだやかにしてても、イライラしてても、どんな感情でも、
到着時間に大きな変わりはなかったでしょう。

 

渋滞がやむかどうかは自分にはどうしようもない
自分にはコントロールできないものです。

 

起こってもいない未来を想像して不安になったり、

過去の失敗をいつまでも悔やんだり、

ここにないものを求めて不満を感じたり、

他人の言動に振り回されて不快になったり、

 

コントロールできないものに強い関心を持ってたところで、
それがどうにかなるわけではないので、ストレスが溜まります。

 

メジャーリーグで活躍した松井秀喜さん。

彼がヤンキース入団直後で、まだ不振だったころ、
現地メディアから厳しい批判を受けました。

それに対して気持ちを聞かれたとき、こう答えています。

 

「気になりません。記者が書くことは僕にはコントロールできません。

コントロールできないことには関心を持ちません。」

 

 

・自分にコントロールできることと、できないことを分ける。

・コントロールできないことに関心を持つのでなく、その代りに、
今の自分にコントロールできることに関心を持つ。

・それをする。

 

 

「今、ここ、自分」に関心を持つことで自分の心を穏やかに。

 

そして、そのために役立つ効果的な質問として

 

「(自分は) 今 何ができる?」

 

この効果的質問はシンプルで、とてもパワフルです。

 

明日もよい一日を☆