西城秀樹さん

先日、西城秀樹さんがお亡くなりになりましたが、
そのことでいろんなことを考えたり、感じたりしました。

 

私が一番最初に好きになった歌手は秀樹さん。
3~4歳くらいのころだったと思うのですが、
歌番組で彼が髪を振り乱しながら歌うのを見て真似をしていたのを覚えています。

強さ、ワイルド、情熱

男性からみてもカッコいい憧れのスターでした。

彼は2003年と2011年に2度の脳梗塞を発症、
その影響で身体は思うように動かなくなりますが、
10年以上リハビリを続け、最後までステージに立ち続けました。

 

何年か前、ある番組で久しぶりに秀樹さんが「ヤングマン」を歌う姿をみました。
そこにかつての姿は無く、ヨロヨロした姿で歌う彼を見て、

「凄い覚悟だな」と思う反面、
正直、「見ているのが辛い」と感じている自分もいました。

 

「ヤングマン」「傷だらけのローラ」「ブルースカイブルー」など、
いろんなヒット曲があるのですが、

彼が亡くなってから、動画をいろいろ見ていたら、
「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲になった「走れ正直者」
なぜかそれを聴いたとき、感情があふれてしまいました。

 

交差点で100円拾ったよ~♪

今すぐコレ交番届けよう~♪

いつだってオレは正直さ~♪

 

最後まで自分のありのままをさらけだしてステージに立ち続けた彼こそ

「走り続けた正直者」なんじゃないかと。

 

以前の「見ているのが辛い」と思っていた自分はどこかへ、

ありのままを見せ、10年以上もリハビリを続け、
何かを克服しようとする姿を見せようとしてくれた秀樹さんに

本当の強さ、ワイルド、情熱を感じます。

子供のころに憧れたカッコいいヒデキは
大人になった私が見ても、
最後までやっぱりカッコよかったなあと。

 

生前の彼の言葉です。

『自分は1度倒れてから、苦しいリハビリとか見せないで、引っ込んじゃおうかって思ったけど、
やっぱり自分が一生懸命戦って、何かを克服していこうって見せるのも使命だと思う。

宿命は変えられないけども、使命に生きなきゃいけないんだよね。』

 

その姿勢や想いが、

同じ境遇にある人や、何かの困難と向き合い頑張っている人、さまざまな人達に、

そして、おそらくは彼が一番見せたかったのではないかと思われる相手、

今はまだ若い彼の子供達に、伝わっていきますように。

 

明日もよい一日を☆