徳を積む

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

先日、初詣に行ってきました。
私の住む三重県鈴鹿市の椿大神社というところに行ったのですが、
ところどころに「徳」と一文字書かれた紙が貼られていました。

参道には大勢の人の行列ができていて、
順番を守らず前に行こうとする人をみて、
ちょっとイラついたりしていた私も
その文字を見ると、少し背筋が伸びる感じがして、
他人のことはさほど気にならなくなりました。

「徳を積む」

ときどき忘れてしまうこともありますが、
40歳くらいから、それを意識するようにしています。

最初は「良いことをしろ」ということかなと、頭で考えていましたが、
「じゃあ、そもそも良いことって何だろう?」とか、
「いったい徳って何だろう?」
ウィキペディアで調べたら出てきますが、
それを頭で理解したからといってわかっていることにはなりません。
「徳ってどうやったら積めるのだろう?」と、
考えれば考えるほど、奥の深いものだと感じていきました。

 

たまに、なんとなくですが、
「ああ、この人は徳が高い人だなあ」と感じる人に出会うことがあります。
その人は決して、頭がいいとか、スキルが高いとか、
収入や社会的地位が高いとか(結果として高い人もいますが)
ということではなく、
もっとちがうレベルでそれを感じることが多いように思います。

 

松下電器の創設者、松下幸之助さんはこんな言葉を残しています。

『君が「徳が大事である。何とかして徳を高めたい」
ということを考えれば、もうそのことが徳の道に入っていると言えます。
「徳というものはこういうものだ。こんなふうにやりなさい」
「なら、そうします」というようなものとは違う。
もっとむずかしい複雑なものです。
自分で悟るしかない。
その悟る過程としてこういう話をかわすことはいいわけです。
「お互い徳を高め合おう。しかし、徳ってどんなもんだろう」
「さあ、どんなもんかな」というところから始まっていく。
人間として一番尊いものは徳である。
だから、徳を高めなくてはいかん、と。
技術は教えることができるし、習うこともできる。
けれども、徳は教えることも習うこともできない。
自分で悟るしかない。』(松下政経塾 塾長講話録より)

 

ちなみに椿大神社の一角には松下幸之助さんが祭られています。

その日、おみくじをひいたら、

「天地の神祇見そはなし賜へば善をなせば吉報あり、悪をなせば凶報あるとなり」
とありました。

あらためて「徳を積む」ということを意識していこうと思います。

 

また、あたらしい一年が始まります。
あなたと、その周りの人にとって、よい一年となりますように☆

 

 

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