9月に入り、なんとなく風がさわやかな感じがしています。
「風がふいて、木の葉が落ちた。」
この言葉だけ聞くと木の葉が落ちた原因は風が吹いたからだと思いがちです。
けれども、実際はそれだけではなく、
要因はいつもあり、それが複雑に交わって起こっていたりします。
風は強かった?
強いとしたらその要因は?
台風?
枯れていた?
枯れていたとしたらその要因は?
季節は?
木の状態は正常だったか?
鳥につつかれていた?
虫に食われていた?
人間が何か枝きりバサミなどで処理した後?
水分や養分は?
根っこは?
地下はどんな状態だった?
木の専門家でなくとも、これだけ浮かんできます。
人の心に例えてみます。
「あの人のせいで私はこうなった」
「私のせいであの人はああなった」
「過去のあの体験のせいでこうなった」
それが本当に原因なのかどうか?
そもそも、原因というのはひとつであることは、まずありません。
もちろん、すべての因果関係を知ることは難しいし、
そこまでする必要がないことも多いでしょう。
しかし、心を制限してしまうような因果関係については
一度、本当にそうか確かめてみることで、
その制限が外れることもあります。
それをする習慣を持つ人は
それほど多くないのかもしれませんね。
明日もよい一日を☆