小林麻央さんのステート

小林麻央さんが亡くなりましたね。

もちろん、会ったこともありませんし、
とくにファンと言うわけではなかったのですが、
訃報を聞いたとき、かなりショックでした。

その後、海老蔵さんの会見を見て、
やはり泣いてしましました。
いろんなことを感じたし、思いましたが、

麻央さんはなんというか、

徳の高い人

たましいのレベルが高い方だったんだろうなあと感じました。

会見のなかで海老蔵さんが言ってた言葉のなかに

「自分を変えてくれた」と。

たしかに結婚してから海老蔵さんは変わっていったよなあと感じていました。

麻央さんは別に彼を変えようとかコントロールしようとかしてないし、
「こうしてくれ、ああしてくれ」「変わってくれ」とか、
言ったわけではないのでしょう。
彼が自然と変わりたいと感じれるようにさせる何かが
彼女にはあったのかもしれません。

それだけでも麻央さんの徳の高さが伝わってきます。

海老蔵さんの公演の演出をした経験のある宮本亜門さんが
その舞台稽古を見守る彼女を見たときのことを振り返って、

「まるで観音様のような温かい眼差しで、海老蔵さんや皆を見守っていました。
余りに優しい穏やかさに満ちて、それはそれは全てが美しい方でした。」と。

今回の件で、テレビやネットのニュースなどみていると、
彼女が本当に多くの人に温かい影響を与えてきたのだなと気づきます。

カウンセラー、セラピストとして、トレーナーとして、
もちろん、父として、夫として、ただの一人間としても、

資格、テクニック、知識、そこだけでなく、

それ以上に

その人のステート(状態)、在り方、生き方、たましい力、など、
いろんな呼び方があるかもしれませんが、

それがどれだけ他者に影響を与えるのか、

人に影響を与えようと、
手段ばかり気にするでのでもなく、
カタチあるもの無いもの、
いろんものを無理して身に着けて、
大きく見せるのではなく、

自分のことを、
ステート(状態)を成長させる、
清浄する、
たましい力を磨く、
徳を積む、

彼女の生きかたをみさせてもらって
それを改めて感じさせてもらえたような気がします。

麻央さんは最後の最後に
多くの人にそれぞれのカタチで影響を与え、
次のステージへと旅立っていきました。

「皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」

         小林麻央さんのブログの最後の記事より