メルマガでも何度か書かせてもらっていますが、
私はよく音楽に自分のメンタルをケアしてもらってきていたのだなあ
ということに気がつきます。
最近、90年代に流行った渋谷系の音楽が再ブームだそうです。
渋谷系で有名なのが小沢健二さん、オリジナルラブ、野宮真貴さんら。
ちょうど私が前の会社に入社した頃ぐらいに流行っていて、
私もよく聴いていました。
そんな渋谷系のなかに、ICEというユニットがあります。
独特のリズムとボーカルの声が好きで、よく聴いていました。
メンバーは主に曲や詞を作っていたギターの宮内和之さんと、
ボーカルの国岡真由美さんの二人、
だったのですが、
宮内さんは2007年にガンのため43歳で亡くなっています。
私が30代後半のころ、
まだNLPに出会う前です。
いろんなことがうまくいかなくて、
迷い、心に不自由な感覚を感じてしました。
なんとなく生きていた私は
「自分は何のために生きているのだろう?」
自分のミッションは?とか、モチベーションが高い感じではなく、
人生に迷いながら出てくる自分への問いかけでした。
これは私がよくカウンセリングで、
クライアントさんたちから言われるフレーズでもあります。
当時、仕事帰りの電車の中では、
疲れきった状態でよく音楽を聴いていました。
ICEの「PEOPLE RIDE ON」という曲、
その歌詞に、こんなフレーズがあります。
「 僕らは 全てを委ねられ 答えを出せない それこそが 生きる理由 」
その言葉がメロディーといっしょに、心にしみ入ってきて、
なんだか楽になる感じがしたのを覚えています。
当時、この曲に救ってもらっていたのかもしれません。
宮内さんが亡くなって今年で10年。
今でもICEの曲は好きで時々聴いています。
そして、その曲のなかには、こんな歌詞もあります。
「 あのロックンロールスターはもういない 」
「 夢は消え 歌は残る 」
宮内さんはこの世から去り、
歌は残りました。
彼が伝えてくれた、その歌は、言葉は、
私に伝わり、心の中に残り、勇気づけ、癒してくれています。
この世からいなくなっても、
人に伝えたものは、
伝わったものは、
残ります。
明日も良い一日を☆
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。