感情労働

先日、某コーヒーショップにいったときのこと。
ある新人らしきスタッフの方。
一生懸命、笑顔を作ってくれているのですが、何かが漏れている感じ。
あきらかに緊張しているというのが伝わってきました。

「ああ、緊張するよな。なのに一生懸命、笑顔を作って大変だなあ。」



労働のタイプには

身体を使う肉体労働と、

頭を使う頭脳労働があります。

職種によってその比率が異なりますが、
どちらの要素も大切です。

このほかに、

感情を使う「感情労働」という考え方があります。

たとえば、教師、看護師、介護職、のような、
できるだけ優しく接することが求められるような職や、

タレント、アナウンサーなど、
いつも笑顔でいることが求められる仕事、

さっきのコーヒーショップのスタッフさんや、
某ハンバーガーショップのスマイル0円のように、
接客では笑顔でいることは当たり前のようになっていますし、

これらに限らず、色んな分野で
感情労働は求められるようになってきました。

それはそのサービスを受ける側からしたら有り難いことです。

そんな、感情労働をする上で気をつけなければいけないのが、

バーンアウト(燃え尽き)です。

バーンアウトすると、
やる気が失せたり、
感動しにくくなったり、
人との距離をおきたくなったりします。

本当は調子悪いのに、辛いのに、
笑顔でいなければならない。

これを続けていると本来の感情を見失い
バーンアウトしてしまう人もいます。

わたしがやっているカウンセラー、講師という仕事も
感情労働の要素は多々あります。

自分がもし、無理やり、笑顔をつくっていたとすると、
自分で気づきます。

「ああ、今、自分は感情を演じているな」

そして、後で、どっと疲れを感じます。

ちなみに、私がカウンセリングなどするときは
演じる必要のないように、
できるだけ、自分のステート(心身の状態)を意識します。

落ち着いているか、
ニュートラルか、
自分の中心軸を感じれているか、
など、

あまり望ましいステートでないときは
事前に瞑想や、
呼吸を意識してみたり、
いろんなNLPのテクニックを使ったり、
自分だけでどうにもならないときは人に頼ったりして、

できるだけ良いステート(状態)を作る。

これがとても重要で、

この余裕あるステート(状態)でいると、

自然と笑顔も出せたりします。

必要以上に自分の感情にフタをする必要もなく、
感情を演じるよりも疲れにくいし、
冷静な判断をしやすい。

演じるのでなくステート(状態)を調整する。

あなたが望ましいステート(状態)でいるとしたらどんな状態でしょう?

そのステート(状態)になるために

何をしたらいいでしょう?

また、

何をやめたらいいでしょうか?

明日も良い一日を☆

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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