望んでいないけど成功している

こんばんは。

前回、UFOキャッチャーの体験談を書きましたが、
そのとき操作をしていて、もう一点、気づいたことを書いておきます。

このときのUFOキャッチャーは
クレーンを縦に動かすボタンと横に動かすボタンの2つがあり、
それぞれ、1回だけボタンを押す操作で、
狙いの座標(位置)にクレーンを落とし、
景品をとるというよくあるタイプのマシンでした。

何回かやっても、取れない。
すると、あることに気がつきました。

さっきから、毎回、
自分が望んだ座標(位置A)ではないけれど、
ほとんど同じ座標(位置B)にクレーンを落としているということ。

その座標(位置B)に落としたって取れない。
そう、頭では理解しているのですが、

自分の指の操作は、
毎回、その取れない同じ座標(位置B)にクレーンを落とすことに、

”成功している”。

「ああ、これ、失敗しているのではなく、
やる度にその座標(位置B)に落とすのがうまくなっていっているな。」

そして、ある程度、
思い切って、指でボタンを押す時間を

”変えよう”、

そう意識して操作します。

押す時間を変えるのは最初、なんとなく、少し違和感を感じる。
しかし、押す時間を変えたので、当たり前ですが、結果は変わります。
なんども操作して望む座標(位置A)に近づけていきます。

スポーツなどでも、これは顕著に出ると思います。

野球やテニス、卓球など、
素振りをして望ましい型を覚え、それを何度も再現できるようにしていくわけですが、
逆に変な型を覚えると、それを何度も再現してしまうことはよくあります。

望ましくない型を変えようとすると最初は違和感を感じますが、
次第に望ましい型にも慣れていきます。
そして望ましい成果に変わる。

私は机の上に書類を積む癖がありました。

それは頭でわかっていても、つい、やってしまう感覚でした。

机に置くときの感覚を自分の脳が記憶する。
置かれた書類が目に入る。

そして、脳が、

「ああ、この人はこの場所に書類を積みたいんだな」

そう認識して、
そこに書類を積もうとしてくれる。
何度もそこに積むことを繰り返しながら、
書類を机の上に置くのがもっとうまくできるようになっていく。
そして、いつのまにか、その位置に書類を置く達人になる。

もし、変えたいのなら、

書類を置く、その代りに、

書類はファイルに挟む。

”最初の一歩”

その一歩は、少しだけ強めに意識してやってみる。

そして、その後は何回もそれを繰り返すことで、

「ああ、この人は書類をファイルに挟みたいんだ」

脳がそう再認識して、それを成功させるよう、動き始める。

私たちの脳、無意識は
それが私たちの望んだ結果であれ、そうでない結果であれ、
何かを成功させようとしているようです。

明日もよい一日を☆

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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