ホメオスタシス

寒くなってきましたね。

”気温が低くて震える”ということをするは8ヶ月ぶりぐらいでしょうか。

人は寒かったら筋肉を震わせて体温を上げようとする。

逆に熱が出たら汗をかいて体温を下げようとする。

人間の身体は常にその状態にもどろうとします。

この性質を”恒常性”(ホメオスタシス)といいます。

”これが自分の通常”というレベルにとどまろうとする力。

これは心、感情にも現れます。

あんなにやる気に満ちていたのに、

数日後にはなんか気持ちが下がっている。

誰でもこんな経験はあるかと思います。

振り子のように、勢いよく上がるほど、勢いよく下がったり。

それはホメオスシスのしわざ。

下がったときに「やっぱり私はダメなんだ」と、
自分を否定しようものなら、
よけいに気持ちを下げてしまい、
それを何度も繰りかえすと無力感は大きくなってしまいます。

誰でもあること。

元に戻るのは当たり前と捉えて、

「ああ、ホメオが来てるなあ~」
「まあ、落ち着こう」
「また上がり始めるまで待つか」

くらいに捉えれると、
再び、上がり始めるまでの時間が短くて済みます。

私は、このホメオスタシスという言葉を知っただけで
ずいぶん楽になったのを覚えています。

変化を起こしたいなら、

焦らずゆっくりと

ゆっくり変化したものは戻りにくい

自分で自分に寄り添って、

励ましたり、ねぎらいながら。

明日もよい一日を☆